糖尿病の原因
糖尿病は、多くの場合、生まれつき糖尿病になりやすい素質を持っている人は、糖尿病を起こす原因に出会って発病すると考えられています。素質を持っているからといって、必ず発病するわけではありません。糖尿病になりやすいか、なりにくいかといった程度の問題です。ただ、親戚や肉親に糖尿病の人がいると、より発病の確立は高くなります。
実は素質より、むしろ原因の方が大きな問題です。多くの場合、たとえ素質があったとしても、糖尿病の原因さえなければ発病しにくいと考えられるからです。特に2型糖尿病の場合には、近頃、糖尿病の原因の方の比重が高まる傾向にあります。ここで代表的な原因を挙げて説明しておきましょう。
肥満
最も多い原因です。肥満するど体脂肪がふえ、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の作用によってインスリンの作用が低下します。このため普通の一人、すい臓からインスリンが多く分泌される必要があります。それが長時間続くと、すい臓は働きすぎて疲れてしまい、最後にはインスリンをあまり分泌しなくなってしまうのです。
過食
過食によって血液中のブドウ糖が急激に出ると、すい臓はこれで見合ったインスリンを懸命に分泌して血糖値を正常に保とうとします。すい臓にインスリン分泌能力が十分あれば対応でき高血糖にはなりませんが、分泌能力が十分でないと対応しきれず、高血糖状態が現れます。高血糖が続くと、すい臓のベータ細胞がドンドン壊れ、インスリンを分泌する働きが次第に低下してきます。
ストレス
体にストレスがかかったり、大きな精神的ストレスを受けたりすると、いずれの作用を弱める働きをもつホルモンを分泌されます。このため、血糖値の上昇をもたらして、糖尿病発症を促進してしまうのです。こうしたホルモンをインスリン抵抗性ホルモンと言います。
妊娠
妊娠中は、胎盤から分泌されるホルモンが、インスリンの働きを妨げるため、糖尿病を起こしやすくなります。出産すると、健康体に戻ることもあれば戻らないこともあります。妊娠を繰り返すと、糖尿病になりやすくなることも知られています。
加齢
年をとるにつれて、体内での糖質の利用が悪くなると同時に、細胞が老化して膵臓の働きが弱くなるなど、体全体の機能が低下します。このために、血糖値、特に食後の血糖値が下がりにくくなります。
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