糖尿病とインスリン療法
インスリン療法を行うかどうかは、患者さんそれぞれの病気の状態によって変わってきます。実際にインスリン療法を行う必要があるのは、一般に次に示したような状況にある患者さんです。
すべての1型糖尿病
2型糖尿病で、普段はインスリン注射が入らない人でも、肺炎や胆のう炎、腎盂腎炎、などの重い感染症を起こしたり、大きな外傷を負ったり、また外科手術を受ける場合
2型糖尿病で、糖尿病性昏睡を起こした場合
2型糖尿病で糖尿病の飲み薬を使用すると薬物アレルギーなどの副作用を起こす場合
血糖コントロールが悪く、妊娠している場合
比較的必要な状況
2型糖尿病、食事療法と運動療法きちんと行っているにもかかわらず、飲み薬では血糖値を十分に下がらない場合
2型糖尿病、副腎皮質ホルモン剤などの血糖コントロールを化させる薬物を飲まざるをえない場合
2型糖尿病、糖尿病に加えて肝臓は腎臓に著しい障害を持っている一部の患者
食事の30分前にインスリン注射をします
インスリン注射は、超速効型でなければ原則として食事の30分前に行きます。これは、食事をすると10〜15分経って血糖値がかり始めることと、インスリンの効果が注射を30分くらい経ってから現れ始めることを考え合わせたものです。
インスリンは皮下注射といって、皮膚の下に打つのが基本です。注射に適した体の部位は、上腕の外側部や太もも、お腹、それに自己注射には向きませんが、お尻です。なかでも最も適しているのは、お腹です。吸収が早く、その速さが安定しているからです。
これに対して太ももや上腕は、注射をした後安静にしていればゆっくり吸収されるものの、運動したりすると早く吸収されいたりして、吸収速度が一定ではありません。
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